たまき青空病院
田蒔基行副院長の活動内容(2025年3月)
田蒔基行先生は、たまき青空病院の副院長であり、インスリンなどのホルモンの専門家です。特に糖尿病や糖代謝の分野で活躍しております。近年ではGLP-1受容体作動薬やGIP/GLP-1受容体作動薬といった新しいタイプの糖尿病治療薬に精通しており、全国各地で講演活動を行っています。
専門分野
代謝領域
- GLP-1受容体作動薬: リベルサス、オゼンピックなど、GLP-1による血糖コントロールに効果的な薬剤
- GIP/GLP-1受容体作動薬: マンジャロ、ゼップバウンドなど、新たなGIPによる血糖降下作用と体重減少効果が期待できる薬剤
- 高度肥満治療: ウゴービや今年発売予定のゼップバウンドなど、肥満症の治療に特化した薬剤
糖尿病領域
- 1型糖尿病: SAPやインスリンポンプ、カーボカウントなどの専門的な治療
- 糖尿病: CGMなどの血糖モニタリング、BOT~BBTまでの幅広いインスリン治療
ホルモン領域
- 甲状腺疾患: バセドウ病や橋本病など
- 下垂体疾患: クッシング病や先端巨大症など
- 副腎疾患: アジソン病や褐色細胞腫など
- 性腺ホルモン: LOH症候群や男性更年期障害など
メッセージ
- 食欲は遺伝的に大きな影響を受けるため、強い食欲を抑えることが困難な方もたくさんいらっしゃいます。肥満症は「本人の努力不足」というスティグマ(偏見)がありますが、食欲などには体質が大きく関係しています。最近になってやっと食欲が強い方に対しても有効なお薬が診療で使えるようになったことを喜んでいます。高度肥満でお困りの方のお役に立てるように頑張ってまいります。
受賞歴
- ■第55回 日本糖尿病学会 年次学術集会 若手研究者奨励賞
- ■第85回 日本内分泌学会 年次学術総会 若手研究者奨励賞
- ■第23回 分子糖尿病学シンポジウム 研究奨励賞
- ■第25回 日本糖尿病・肥満動物学会 年次学術集会 若手研究奨励賞
- ■第62回 日本体質医学会 総会 若手研究者奨励賞