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アトピー外来

<アトピー性皮膚炎>

アトピー性皮膚炎は、かゆみのある湿疹が、慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。皮膚のバリア機能(乾燥などの外的刺激から保護する機能)が低下していることや、皮膚に炎症があることが分かっています。
アトピー性皮膚炎の治療のゴールは,症状がないか軽微で,日常生活に支障がなく,薬物療法もあまり必要としない状態に到達し,それを維持することです。
疾患そのものを完治させうる治療法はないため、①スキンケア②薬物療法③悪化要因の対策の3つが基本です。対症療法が原則になりますが、近年様々な新規治療薬が開発され、より確実なものになってきています。

治療について

現時点で、アトピー性皮膚炎の炎症を十分に抑える外用薬は、ステロイド外用薬とカルシニューリン阻害外用薬であるタクロリムス軟膏(プロトピック)、JAK 阻害外用薬であるデルゴシチニブ軟膏 (コレクチム)、PDE4阻害外用薬であるジファミラスト軟膏(モイゼルト)です。炎症に対しては速やかに,確実に抑えることが重要で,そのためにはこれらの外用薬をどう選択し組み合わせるかが治療の基本です。患者さんの炎症の部位と程度を的確に把握し,使用量と塗布範囲、終了時期について、その都度判断することがとても重要になります。
また、再燃を繰り返す皮疹に対して,一旦炎症が抑まった後も,保湿外用薬によるスキンケアに加え,ステロイド外用薬やタクロリムス軟膏を間欠的に(週2 回など) 塗布し,よい状態を維持するプロアクティブ療法も大切です。
さらに、アトピー性皮膚炎では,皮膚バリア機能と保湿因子が低下しています.保湿外用薬を使用し、皮膚の水分量を改善し,皮膚バリア機能を回復・維持することで,アレルゲンの侵入予防と皮膚炎の再燃予防,かゆみを抑えることにつながります。外用薬で十分な効果が得られず、強い炎症を伴う皮疹が広い範囲に及ぶ患者さんにおける治療法は、免疫抑制薬であるシクロスポリン(ネオーラル)やステロイドの内服だけではなく、近年目覚ましく進歩しています。
注射薬として生物学的製剤であるデュピルマブ(デュピクセント)、ネモリズマブ(ミチーガ)、トラロキヌマブ(アドトラーザ)、レブリキズマブ(イブグリース)、内服薬としてJAK阻害内服薬であるバリシチニブ(オルミエント)、ウパダシチニブ(リンヴォック)、アブロシチニブ(サイバインコ)といった新たな治療法です。
当院では、患者さんの重症度はもちろんのこと、年齢、既往歴、生活背景なども考慮し、基幹病院とも連携しながら適切な治療法を一緒に考えていきます。

検査について

アトピー性皮膚炎の状態を把握するための手がかりとして、血清LDH値、末梢血好酸球数、血清TARC値、血清SCCA2値、特異的IgE抗体などの血液検査も可能です。

お子さんから成人まで、アトピー性皮膚炎についてお困りの方は、お気軽に皮膚科でご相談ください。

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診察日 ~藍住 たまき青空クリニック(藍住町)~

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担当医師

  • 田蒔 舞子(たまき まいこ)