乾癬外来
<乾癬について>
乾癬には尋常性乾癬、乾癬性関節炎(関節症性乾癬)、膿疱性乾癬、滴状乾癬などいくつかの病型がありますが、尋常性乾癬がほとんどを占めます。尋常性乾癬は慢性的に出たりひいたりを繰り返す病気ですが、有効な治療法はたくさんあり、病状に応じた治療をしていくことが大切です。
乾癬の原因は、まだ完全にはわかっていませんが、乾癬になりやすい遺伝的素因があります。それに様々な環境因子(不規則な生活や食事、ストレス、肥満、感染症、特殊な薬剤など)が加わると発症すると言われています。
治療について
乾癬の治療は外用療法、内服療法、光線療法、抗体療法の4つが主なもので、これらを症状にあわせて適宜、選択していきます。患者さんの症状やライフスタイルなどを聞きながら、治療効果と副作用、薬剤費の負担も含めたバランスを考えて選択していきます。
通常、外用薬(塗り薬)からスタートします。外用薬はステロイド外用薬、ビタミンD3外用薬やその両者の配合薬を主に使います。内服薬(のみ薬)としては、エトレチナート (チガソン)、シクロスポリン(ネオーラル)、メトトレキサート(リウマトレックス)、アプレミラスト(オテズラ)や、新規のJAK阻害薬という内服薬であるデュークラバシチニブ(ソーティクツ)が主なものです。さらに紫外線療法を併用することもあります。これらの治療法で十分な効果が得らえない場合や、副作用で使えない場合など、注射薬である生物学的製剤による治療(抗体療法)を行う場合もあります。12種類の薬があり、ほとんどが皮下注射です。
関節炎が強い場合は、痛み止めの飲み薬を使いますが、発疹の程度にかかわらず関節炎に対しては、関節変形などをきたさないように注射薬や内服薬などの全身的な治療が必要になることが多いです。
当院では、患者さんの重症度はもちろんのこと、年齢、既往歴、生活背景なども考慮し、基幹病院とも連携しながら適切な治療法を一緒に考えていきます。乾癬でお困りの方は、お気軽に皮膚科でご相談ください。
INFOMATION
診察日 ~藍住 たまき青空クリニック(藍住町)~
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担当医師
田蒔 舞子(たまき まいこ)