外来

睡眠時無呼吸症候群外来

睡眠時無呼吸症候群(SAS)外来

睡眠時無呼吸症候群の症状

睡眠時無呼吸症候群は重度のいびきや脳からの呼吸信号の異常などにより、睡眠中に呼吸が停止する(=無呼吸になる)疾患です。夜間の無呼吸・低酸素状態により、日中の眠気・倦怠感などの症状を引き起こします。
また、近年の報告によると睡眠時無呼吸症候群のある方は健康な方と比べて、心臓病や脳卒中などの重篤な疾患の発症が2-4倍発症しやすいことが知られています。
睡眠時無呼吸症候群を早期発見・治療することで、生活の質を向上させ心疾患や脳血管疾患リスクを低下させることができますので、心当たりのある方はぜひお気軽にご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群のセルフチェックやさらに詳しく知りたい方は、フィリップス社の「無呼吸ラボ」をご覧ください。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査

簡易検査(外来診療で可能)

たまき青空病院ではフィリップス社の「ウォッチパット ユニファイド」を使用しています。
この検査機器は鼻のカニューレを使用せずに検査できるので、寝苦しさなどの負担が少なく検査を行うことができ、また鼻のカニューレの装着ミスや接続不良による検査ミスがなく、高精度の検査が可能です。

【判定基準(簡易検査)】無呼吸低呼吸指数(AHI: Apnea Hypopnea Index)

  • 5未満=正常

  • 5-14=経過観察

  • 15-39=精密検査(PSG)の適応

  • 40以上=CPAP治療の適応

図:簡易検査機器の詳細

精密検査~ポリソムノグラフィー(PSG)~

簡易検査で異常が見つかった場合は精密検査であるPSGを行います。PSGは1泊2日の入院で行います。PSGでは脳波・呼吸状態・酸素状態・いびきの評価・眼球運動・筋肉運動・横隔膜の動きを総合的に評価することで、きわめて詳細に睡眠状態を把握することができます。このようにPSGでは非常にたくさんの情報を集めますが、検査結果の判定はとても複雑です。たまき青空病院ではフィリップス社の専門スコアリングセンターと協力することで、精度の高いデータ解析を行います。

【判定基準(PSG)】無呼吸低呼吸指数(AHI: Apnea Hypopnea Index)

  • 20未満=正常

  • 20以上=CPAP治療の適応

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療

当院の睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療の特長

当院では、標準治療であるCPAP療法に加えて、肥満を合併する中等症以上のSASの方には、減量のための薬物療法(保険適用)も併用できます。CPAPで気道を確保しながら、いびき・無呼吸の一因となる肥満そのものの改善にも取り組める体制です(くわしくは下記「減量治療」をご覧ください)。

CPAP治療

CPAPは鼻に装着したマスクから一定の圧力で空気を送り込むことにより、気道の閉塞による呼吸停止を防ぎます。
見たことがない方はこの機器に抵抗を感じるかもしれませんが、実際に使用した後には日中の眠気や倦怠感が改善します。いつでもやめることができますので、簡易検査やPSGで異常が指摘された方は試す価値があります。
使用する型番とは異なりますが、同メーカーの装着動画を準備しておりますので、実際の手順などを見てみたい方は参考にしてください。

(画像をクリックで動画が再生されます)

当院で使用している「ドリームステーション」の取り付け説明動画はこちら

減量治療(肥満を合併している方)

肥満は気道がせまくなる主な原因のひとつで、肥満を伴う睡眠時無呼吸症候群では、減量によって無呼吸低呼吸指数(AHI)が改善することが多くの研究で示されています。
2026年5月より、肥満を合併した中等症以上の睡眠時無呼吸症候群(BMIが27以上の方)に対して、GIP/GLP-1受容体作動薬「ゼップバウンド(一般名:チルゼパチド)」が保険適用となりました。CPAP治療とあわせて、根本的な要因である肥満そのものにアプローチする選択肢です。

【保険適用の対象(ゼップバウンド)】

  • 中等症以上の睡眠時無呼吸症候群であること。具体的には、精密検査(PSG)で無呼吸低呼吸指数(AHI)が15以上、または簡易検査で呼吸イベント指数(REI)が30以上。

  • BMIが27kg/m²以上であること(臨床試験のデータから、原則としてBMI 30以上の方が対象です)。

  • 食事療法・運動療法を3ヵ月以上行っても、十分な体重減少が得られないこと(肥満低換気症候群や心不全を合併し、早期の治療開始が必要と判断される場合を除く)。

【ご注意】

減量治療は、CPAPなどの標準的な治療に置き換わるものではありません。減量治療の対象となるか(保険適用の可否)は、睡眠検査の結果(重症度)やBMI・合併症をふまえて医師が判断します。まずは外来でご相談ください。

当院(国府のたまき青空病院)は日本糖尿病学会の教育認定施設であり、肥満外来にてゼップバウンド・ウゴービによる保険治療を行っています。くわしくは下記のページをご覧ください。

肥満外来(ゼップバウンド・ウゴービの保険治療)はこちら

INFOMATION

診察日 ~たまき青空病院(国府町)~

曜日

午前

××

午後

××××

診察日 ~藍住 たまき青空クリニック(藍住町)~

曜日

午前

×

午後

×

担当医師

  • 田蒔 基行

    副院長、副理事長

    たまき もとゆき

    田蒔 基行

  • 美馬 正人

    病棟医長

    みま まさと

    美馬 正人

  • 新居 葉子

    にい ようこ

    新居 葉子

  • 久山 和重

    くやま かずしげ

    久山 和重


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この記事の監修

たまき青空病院 副院長・副理事長 田蒔 基行

日本内分泌学会 内分泌代謝科専門医
日本糖尿病学会 糖尿病専門医

最終監修日:2026年7月

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