痩身(脂肪吸引・脂肪切除)|たまき青空病院

治療の流れ

1. カウンセリング・診察

お悩みの部位と、どのような体のラインを希望されるかをうかがいます。実際に体の状態(脂肪のつき方・皮膚のたるみの程度・皮膚の質)を診察し、脂肪吸引と脂肪切除のどちらが向いているか、期待できる変化と限界、傷あとの位置、リスク・副作用、費用の目安をご説明します。
ご説明を聞いたうえで手術を受けないという判断をしていただいて構いません。その場で決めずに、持ち帰ってご検討いただけます。

2. 術前検査・手術日の決定

手術を受けられる状態かを確認するため、血液検査・心電図・胸部レントゲンなどの術前検査を行います。持病のある方、内服中のお薬(特に血液をさらさらにするお薬)がある方は、必ずお申し出ください。かかりつけの先生と相談のうえで、休薬や時期の調整が必要になることがあります。手術の範囲や、お体の状態に合わせて局所麻酔、静脈麻酔、全身麻酔から麻酔方法を決定します。
喫煙は傷の治りを悪くし、皮膚のトラブルの危険性を高めます。手術の前後それぞれ1か月程度の禁煙をお願いしています。

3. 手術当日

手術室で、デザイン(切開する位置や吸引する範囲の線引き)を行ってから手術に入ります。事前に決定した麻酔方法で手術を行います。
手術時間の目安は、脂肪吸引でおよそ1時間から3時間、脂肪切除・皮膚弛緩症の手術はおよそ2〜6時間で、手術範囲によって大きく異なります。
手術後は、圧迫のための下着やバンドを着けた状態でお休みいただき、状態を確認したうえでご帰宅、または入院となります。

4. 手術の翌日以降

腫れ・内出血・痛みが強く出やすい時期です。処方したお薬(痛み止め・抗生物質など)を指示どおりに内服してください。翌日または数日以内に来院いただき、感染や血種(皮下に出血した血液が過剰にたまること)の有無を確認します。脂肪切除や皮膚弛緩症手術では、たまった血液や浸出液を出すための細い管(ドレーン)を数日間留置することがあります。

5. 抜糸・経過観察

抜糸は脂肪吸引でおよそ手術後5日から7日、脂肪切除でおよそ10日から2週間が目安です。手術によっては、1か月程度圧迫下着を装着していただくことがあります。その後は、1か月・3か月・6か月を目安に経過を確認します。傷あとの状態によっては、テープでの固定や、傷あとを目立ちにくくするための処置・お薬をご提案します。
気になることがあれば、次の予約日を待たずにご連絡ください。

リスク・副作用

麻酔について

局所麻酔では注射のときの痛み、静脈麻酔・全身麻酔では吐き気・のどの違和感・だるさなどが生じることがあります。まれに薬剤に対するアレルギー反応が起こることがあり、この場合はただちに治療を行います。持病やアレルギーの既往は、必ず事前にお知らせください。

脂肪吸引・脂肪切除に共通するリスク・副作用

腫れ、むくみ、内出血、痛み、皮膚の硬さ・つっぱり感、しこり、皮膚表面の凹凸、左右差、傷あと、色素沈着、知覚のにぶさ・しびれ、感染、血腫(血のたまり)、漿液腫(水のたまり)、皮膚のたるみ
 
腫れ・むくみ:手術後2日から3日がピークで、その後ゆるやかに引いていきます。強い腫れは1週間から2週間程度、完全に落ち着いて最終的な形が分かるまでには3か月から6か月程度かかります。
内出血:青紫色のあざが出ます。黄色に変化しながら体内に吸収され、2週間から3週間程度で目立たなくなります。
痛み:強い筋肉痛のような痛みが数日から2週間程度続きます。痛み止めを処方します。
皮膚の硬さ・しこり(拘縮):手術後1か月ごろから皮膚の下が硬く、つっぱるように感じることがあります。多くは3か月から6か月かけてやわらかくなっていきます。
皮膚表面の凹凸・左右差:脂肪のつき方や皮膚の質にはもともと個人差・左右差があるため、仕上がりが完全に左右対称になるとは限りません。凹凸が残る場合があり、程度によっては修正の手術を検討します。
知覚のにぶさ・しびれ:施術した部分の感覚がにぶくなることがあります。多くは数か月かけて回復しますが、まれに長期間残ることがあります。
傷あと:手術後1か月ほどは赤みがあり、2か月から3か月かけて白っぽい線に変化して目立ちにくくなっていきます。ただし傷あとが完全に消えることはありません。体質によっては傷が盛り上がる(肥厚性瘢痕・ケロイド)ことがあります。
感染・血腫・漿液腫:まれに、傷の感染や、血液・浸出液がたまることがあります。この場合は追加の処置(洗浄・穿刺・再手術)が必要になります。
皮膚のたるみ:脂肪を減らした結果、皮膚が余ってたるんで見えることがあります。皮膚のハリが弱い方では起こりやすく、必要に応じて切除の手術を検討します。
元に戻すことはできません:取り除いた脂肪や皮膚を元どおりにすることはできません。仕上がりの調整には追加の手術が必要となり、その場合は別途費用がかかります。
 
※症状の程度・期間には個人差があります。あくまで目安とお考えください。

脂肪切除・皮膚弛緩症の手術で特に注意が必要なこと

切除する範囲が広いため、傷あとが長くなります。また、傷が開く(創部離開)、傷のまわりの皮膚の血流が悪くなり皮膚の一部が壊死することがあります。喫煙されている方、糖尿病のある方では、これらの危険性が高くなります。
おなかの手術では、へその位置や形が変わること、おへそのまわりの感覚がにぶくなることがあります。傷が落ち着くまでには6か月から1年程度かかります。

まれな重い合併症

深部静脈血栓症・肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群):手術後、足の静脈にできた血の固まりが肺の血管に詰まる合併症です。まれですが、生命にかかわることがあります。予防のため、弾性ストッキングの着用や、手術後できるだけ早く体を動かしていただくことをお願いしています。手術後に息苦しさ・胸の痛み・片脚の急な腫れが出た場合は、すぐにご連絡ください。
大量出血・貧血:広い範囲を一度に行うと出血量が増え、輸血や追加の治療が必要になることがあります。安全のため、1回で行う範囲を分けてご提案する場合があります。
脂肪塞栓、腹腔内(おなかの中)の臓器の損傷:きわめてまれですが、報告されている合併症です。
 
たまき青空病院は入院設備のある病院ですので、こうした事態が生じた場合も院内で対応し、必要に応じて入院のうえ経過を確認します。

治療が受けられない方・慎重な判断が必要な方

妊娠中・授乳中の方/出血しやすい病気のある方、血液をさらさらにするお薬を内服中の方/重い心臓・肺・肝臓・腎臓の病気のある方/血糖のコントロールがついていない糖尿病の方/血栓症の既往のある方/治療部位に感染や皮膚の病気がある方/ケロイド体質の方/麻酔薬にアレルギーのある方/体重が安定していない方/その他、全身の状態が手術に適さないと判断される場合
ご不明な点は、診察のときにご相談ください。

治療期間・回数の目安/ダウンタイム

回数:いずれの手術も、原則として1回で行います。範囲が広い場合は、安全のため2回以上に分けてご提案することがあります。仕上がりの微調整のために追加の手術を行う場合は、腫れが落ち着く手術後6か月以降が目安となります。
通院:手術後は、翌日から数日以内・抜糸のとき・1か月後・3か月後・6か月後を目安に通院していただきます。
 
ダウンタイムの目安
圧迫:手術後は専用の圧迫下着やバンドを着けていただきます(脂肪吸引でおよそ1か月、切除の手術でおよそ1か月から3か月)
シャワー:翌日から可能(傷の状態により異なります。ドレーンが入っている間は制限があります)
入浴:抜糸のあと、傷がしっかり乾いてから(およそ2週間後)
デスクワークへの復帰:脂肪吸引でおよそ3日から7日、切除の手術でおよそ2週間から4週間
軽い運動:およそ1か月後から/激しい運動・重い物を持つ作業:およそ2か月後から
最終的な仕上がり:脂肪吸引でおよそ3か月から6か月、切除の手術で傷あとが落ち着くまでおよそ6か月から1年
 
※期間には個人差があります。あくまで目安とお考えください。特に切除の手術は体への負担が大きいため、ある程度まとまったお休みが取れる時期での手術をおすすめします。

自由診療(保険適用外)です

このページでご紹介している脂肪吸引・脂肪切除・体重減少皮膚弛緩症の手術は、すべて自由診療(保険適用外)で、費用は全額自己負担となります。
自由診療のため、高額療養費制度の対象にはなりません。また、これらの手術に関連して行う検査・投薬・処置・通院も自由診療の扱いとなります。
なお、けがや病気の治療として行う手術(きずあとの修正、腫瘍の切除、眼瞼下垂症など)は保険診療となる場合があります。ご自身の症状がどちらにあたるか分からない場合も、診察のときにご相談ください。

担当医

華山 博美 医師

担当医:華山 博美(形成外科専門医・指導医/日本美容外科学会(JSAPS)専門医)
体のラインのお悩みは、脂肪の量によるものか、皮膚のたるみによるものかで、適した方法が変わります。まずはカウンセリングで、現在の状態と、期待できる変化・限界についてご説明します。ご不安な点や迷っておられることも、遠慮なくお聞かせください。

インターネット予約・LINEは、藍住たまき青空クリニックと共通です。美容外科(国府)の予約メニューは、2026年8月1日の開設にあわせて追加します。それまでのご相談は、お電話または LINE をご利用ください。

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